外観が似ている場合

「外観」が似ている場合、商標が類似であると判断される可能性があります。

不服2008-18455
「IPEA\イペア」について「IPIA\イピア」(第4443443号)と似ているとして登録が認められませんでした。
双方ともに二段からなる商標ですが、見た目が似ていますね。
また称呼についても「E」と「I」、「ペ」と「ピ」の違いはあるものの、互いに聴き誤るおそれがありますね。

一方で、「外観」に似ている部分があったとしても、商標全体として非類似であると判断された例もあります。

不服2007-16677
「S!Movie」について下記の引用商標(第3229021号)と似ているとして登録が認められませんでした。
写真

確かに、「S!」が目に入ってきますね。外観上「S!」の部分が似ています。
しかし審判では、として非類似であると判断されて、登録が認められました。
「S!Movie」の「S!」の部分のみが独立して印象づけられるものではないという判断ですね。

審判では「本願商標は、前記のとおり「S!Movie」の文字を同書・同大・等間隔で書してなるところ、全体として外観上まとまりよく一体的に構成されており、視覚上一体のものと看取されるものであって、その構成中の「S!」の文字部分のみが独立して印象付けられるものではない。 してみれば、本願商標の構成中に「S!」の文字を有するとしても、本願商標に接する需要者が、その構成文字中の「S!」の文字部分のみを分離・抽出した観察をするとはいい難く、本願商標と引用商標とが「S!」の外観を同じくする類似の商標であるとした原査定は、前提において誤りがあるというべきである。 そうすると、本願商標と引用商標とが外観上類似するものとした原査定の理由をもって、本願を拒絶することはできない。 したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。 」と判断されました。


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