観念が似ている場合

「観念」が似ている場合、商標が類似であると判断される可能性があります。

異議2007-900133
写真

上記の商標について、「ペンギンのお散歩」(第4828292号)と観念が似ていると判断されて、登録が取り消されました。

異議申立の審理では、「本件商標と引用商標は、その構成中に「おさんぽ(又は「お散歩」)」及び「ペンギン」の文字を有するから、取引者、需要者は、両商標から、よちよち歩に特徴を有する「散歩するペンギン」の観念を記憶に留めると判断するのが相当であるから、両商標は、その構成文字に相応して「散歩するペンギン」の観念を共通にする類似の商標というべきである。」と判断されました。

不服2003-19993
「着るスキンケア」について「着るだけスキンケア」(第4570731号)と似ているとして登録が認められませんでした。
「着るスキンケア」からは「着用することによりスキンケアができる」という「観念」が生じるとして、
「着るだけスキンケア」からは「着用するだけでスキンケアができる」という「観念」が生ずるとして、
「観念」が似ており、全体として商標が類似すると判断されました。

一方で、「観念」が類似していても、商標全体として非類似と認められた例もあります。

不服2003-23661
「想い出博物館」について「思い出ミュージアム」(第4439282号)と似ていないとして登録が認められました。

審判では「構成中の「ミュージアム」の文字が、「博物館」の意味を有する語であるとしても、他に「美術館」の意味合いをもっても親しまれているものでもあり、これに接する取引者、需要者が、必ずしも本願商標と同様の意味合いを看取するとも言い難いものである。 」と判断されました。


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