商標としてのキャラクター


キャラクターの商標について、大きく二通りに分けると、

■ 企業やご当地のキャラクター (近年のゆるキャラブームに代表される「くまモン」や「ふなっしー」など)
■ 漫画やアニメのキャラクター (ディズニーのキャラクターや、スラムダンクの登場人物など)

ご当地キャラクターは、そもそも企業や地域のPR、商品や産品の販売促進のために使用されている場合が一般的なので、商品のパッケージに付されるなどして商標としての機能を発揮しているケースが多いです。例えば、赤城乳業株式会社のアイスクリーム「ガリガリ君」については、商品の包装にガリガリ君のキャクターを付して販売しています。コンビニのアイスボックスの中をのぞくと、ガリガリ君のキャラターが付いた商品が、自他商品識別機能など商標的機能を発揮しています。

一方で、漫画やアニメのキャラクターは、ストーリー上の登場人物として描かれているので、商標的な機能を果たし得るかどうかが問題となります。キャラクター設定(年齢、性別、性格、家族構成など・・・)を設定登録できるわけではありません。実際問題として、商標登録するためには、その商標を使用する商品又は役務を指定する して、商標として登録する必要があります。では、どのような商品又は役務を指定するのが妥当なのでしょうか。よくあるのが、文房具や人形などの玩具を指定して出願するケースです。確かに、ディズニーのキャラクターのグッズは数多くありますよね。人気のキャラクター(ドラえもん等)のグッズは、売れ行きも良いようです。その他には、Tシャツなどの被服を指定したり、携帯ストラップを指定する場合もあります。

ただし、注意しなければならないことは、実際に使用している商品又は役務(使用する予定がある商品又は役務)を指定する必要があるということです。なんとなくキャラクターを保護したいから、適当な商品を指定して登録すればいいというわけではありません。使用しない商標について登録した場合、不使用取消審判 を請求されて登録が取り消されることがあります。


キャラクターの名前の登録


キャラクターについては、イラストの登録だけではありません。
キャラクターの名前の登録も多くあります。

例えば、株式会社小学館集英社プロダクションは、「ドラえもん」(登録1682789)「ドラミちゃん」(登録3164189)「パ-マン」(登録1830849)などのキャラクターの名前を登録しています。株式会社水木プロダクションは、「ゲゲゲの鬼太郎」(登録4150250等)「目玉おやじ」(登録4210272)「ねずみ男」(登録4202123)などのキャラクターの名前を登録しています。

名前を登録することによって、その商品又は役務について、キャラクターの名前を保護することもできます。イラストと名前をセットで一つの商標として登録している場合もありますが、別々に登録しておいた方が万全であると思われます。